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ATTESAについて


U12はATTESAシステムを最初に搭載したモデルですが、後発のATTESA ET-Sを搭載したBNR32 GT-Rの方がメジャーであまり知られておりません。
そのためかどうかわかりませんが、ET-Sと混同されることがとても多いです。 というわけで、ATTESAシステムとはなんぞやをここにて・・・

4WDシステムには、様々なスタイルがあります。
最初に出てきたのは、パートタイム4WD。
通常、クロカン4WDのほとんどはこれと思われます。
4WD,2WDの切り替えレバーが付いていて、4WDに切り替えると、前輪と後輪の軸を直結します。

しかし、直結では、前後輪に回転差が生じたときにその違いを吸収できません。
これが、タイトコーナーブレーキング現象です。
この回転差を吸収するために、前後輪の車軸の間にセンターデフを入れた物が出始めました。
これが、フルタイム4WDです。

さらに、もっと簡易的に4WDを実現するために、2WDをベースに本来の駆動輪が滑ったときにだけ4WDになるシステムが開発されました(私は時々4WDと言ってますが)。
一番最初に出したのはフォルクスワーゲンだったようです。
日本車では、N13パルサーに搭載されたのが最初です(昔2WDモデルに乗ってましたが・・・)。
このシステムは、至って簡単で、2WDの駆動系からちょいと割り込みで駆動力をいただきます。
これにビスカスカップリングという物(メーカーによっては違う物の場合もあるようですが、動作は同じです)を介して、本来であれば非駆動輪(FFベースの場合はリア)に駆動力を配分します。
この、ビスカスカップリングというのは便利なやつで、通常走行時は駆動力を伝えません。このため、通常の2WDとして走行できます。
ところが、駆動輪が滑り出すと(トルクがかからなくなると)突然駆動力を伝え初め(トルクの逃げ場を探し初め)、今まで非駆動輪だった軸を駆動し始めます。
これにより、必要なときにだけ4WDになる、都合のいいシステムが完成します。
ただ、カップリングを使う関係上、どうしても通常非駆動輪にはトルクがかけにくく、オフロードは他の4WDに比べて劣ります。
実は、最近よくあるライトクロカンの類のほとんどはこの方式だったりしますが・・・

さて、このときどき4WDのビスカスカップリングの代わりに、電子制御のクラッチを用いた物が登場しました。
これが、ATTESA ET-Sです。
電子制御なので、コンピューターのセッティング次第で何でもできます。

とまあ、大きく分けて4つのシステムがあるのですが、ATTESAは2つ目のフルタイム4WDです。
そう、ATTESA ET-Sとは、根本的に違う物なのです。
この、フルタイム4WD形式には致命的欠点があります。
それは、全ての接合部にデフが入っているので、どこか一カ所でも空転してしまうと、駆動力がそこに逃げてしまうのです。
これでは4WDの価値が全くありません。
そこで、センターデフにビスカスカップリングを用いることで、空転したとき=回転差が発生したときにそれを制限するようにしています。
こうすることで致命的欠点を穴埋めできます。

ものによってはリアデフにもビスカスLSDを用いているものも、さらにフロントまで入れてしまっているものもあります。


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