その日は早朝、寒さで目が覚めてしまい、早々に探索を開始しました。
		
前日、おまわりさんが忠告してくれたのにねぇ・・・
			
		
竜飛崎の遊歩道を散策し、階段国道を歩く。
		
そして、竜飛崎灯台を見たあたりで青函トンネル記念館へ行くつもりでした。
		
が、開館は9時。もうちょっと時間がある・・・
			
		
一通り近くの観光地は見てしまったので、何かないかなぁと地図を見ていると、林道上にそこそこな
		
長さの曲がった橋梁記号を発見。
		
ま、なんにしても見に行くかぁ。
			
		
というわけで行ってみると、目的地前でこの有様ですよ。
		

JR北海道の管理地というのも謎。青函トンネル関連の施設だというのでしょうか?(海峡線は本州側もJR北海道の管理です)
		
しかし、ゲートの先はなかなかの廃道具合。しばらく車両は通っていない雰囲気です。
		
 
		
で、地図で見た橋梁のほうを見てみると・・・見事に山肌を切り開いた道路が見えます。
		

林道の規模じゃないかもなぁ。やはり、青函トンネル関連の管理道と見るべきか?
		

で、目的の橋はゲート前では見ることが出来ませんでした。
		
いたって普通のコンクリート橋(見えてないのに何故わかったかは秘密だ!)でしたので、深入りせず退散。
		
 
		
さて、何の収穫もなかったが、所詮暇つぶし。もどるべ・・・
		
と、のんびり帰ろうとしたとき・・・急ブレーキ!わが目を疑いましたよ。
			
		
対岸にどうも見たことある形状のものが・・・
		
ど、どう見ても林鉄の木橋だよなぁあれ。
		
 
		
ふと、上流側を見ると、半ば崩れた石垣も・・・
		

こうしてみると、ゲート前の橋脇にある石垣も関連するものではないかと疑ってしまう。
		
これより上流は管理道に飲まれてしまったのでしょう。
		

よく見ると、ゲートのあたりから海岸近くまで一定の傷跡が残っている。
		

途中、橋(といっても、桟橋)は2箇所、石垣一箇所。
		
 
		
 
		
 
		
ごくかすかな痕跡ですが、ここは竜飛崎からわずか2.5Kmほどの地点(袰内川沿い)。
		
これより北にまともな沢もないので、本州最北端の林鉄跡になるのではないでしょうか?

跡を見る限りでは、海岸まで到達していた気配はない。
		
手前で荷卸して、下ろした木材は船で運んだのでしょう。
		
この規模では機関車の類を使ったとは思えないので、手押し軌道だったのではないかと。

や、まったく期待していなかっただけに衝撃的発見でした。