青函トンネル記念館も見学し終わり、満足しながら国道399号を南下します。
そりゃあもう、うねうねみちですよ。
もはや、既出なので、あまりコメントもありませんが、津軽森林鉄道の一部です。
ほとんど国道に飲まれてしまったので、残り少ない遺構のひとつ。
七つ滝があるから生き残ったと見るべきだろうなぁ・・・
滝の中腹に一筋の石垣。
廃線好きには好ましい光景ですが、滝好きには景観破壊と思われているのでしょうか?
石垣までは過去に階段を作った気配があります。
今は階段よりもバリケードのほうが腐れてしまっているので、気がつかないふりをして上っていきます。
ここは大きな岩場に囲われていますので、両側に随道があります。
坑口が軽く崩落していますが、特に閉鎖されているでもなく、簡単に入ることが出来ます。
まずは滝に向かって右側。
出口もすぐに見えていますが、水溜りがあり、通り抜けには長靴が必要。
車に戻ればありますが、まあ、ここまででよいでしょう。
完全に素掘りの随道。
少し入っただけでも涼しく静かです。
壁を触ってみると、意外にもいとも簡単に剥がれ落ちる弱い壁。
岩場といえど、さほど固い岩盤ではないよう。
さて、しばし物思いにふけったあと左側の随道を眺めます。
こちらに行くには七つ滝を渡る必要があり、まあ、無理だろうからやめておこうと思っていました。
とりあえず、橋台に近づき随道を見る。
もう崩れ去ってしまった橋台。
抗口もかなり崩れています。
ふと脇を見ると・・・なんか、余裕で渡れるんでないの?
というわけで、さくっと渡って次なる隧道へ。
こちらの崩落は激しく、入り口に土砂がうずたかく積みあがっています。
そのため、本来の軌道がかなり低くなっている。
当然のように水溜りがあるので、通り抜けはやめました。
抗口から反対側を見る。
こう、別に一直線じゃないですよね。林鉄って結構いい加減・・
今となっては立派な国道でいとも簡単に見学できますが、林鉄が現役だった時は当然軌道だけが唯一の交通機関であり、作業に従事していた人だけが見ていた光景なのでしょうね。