思いの外長くなった、第4回。
ただひたすら走っていたような気がしましたが、意外と写真とってますね。
さて、次なる橋梁は押手橋。対応する旧道もあります。。。が、面倒なので、次!!

大きな切通しの脇にこんな感じの旧道がいくつか見られましたが、面倒なのでする〜〜
		
 
		
いよいよ草木ダム周辺まで降りてきました。
			
		
昭和52年竣工の草木ダム周辺は、旧道も当然湖底に沈んでいるだろうと考え、あまり深く探索しませんでした。
		
とりあえず、草木ドライブインで遅めのお昼ご飯。
		
運動して暑いところで、なぜ熱いそばを頼む?
			
		
 
		
ところで、この草木ドライブイン、駐車場内に旧道らしき2車線道路があります。
		
トンネルに対応する旧道でしょうね。
		

とはいえ、昭和50年以降の道であることは明らか。
		
トンネル手前は一時的にとはいえ4車線取れていて妙な光景です。
		
 
		
さて、ダムまでは気を抜きましたが、ダム後は油断できません。
		
ダム直後は九十九折れで一気に高度を下げます。
		
ちゃりで走るには超気持ちいい!
		
まずは、一つ目の分岐を左折し、ダム方向へ戻ります。
			
		
広さ、雰囲気を見ると、国道の旧道に見えますが・・・確証なし。
		
この先行き止まりなことだけはわかります。
		

今まで見てきた昭和30年代の規格とは一致しますね・・・
 
		
ちょっと行くと、ゲートがあり、いよいよ怪しげな雰囲気をかもし出しています。
		
 
		
レストランがある辺りで舗装が途切れ、ダートになります。
		
今までの区間は国道の可能性もあったけど、この先はありえないなぁ。。。
		
ダム工事に伴い、地形すら変わってしまったか、はなから見当違いか。
		
 
		
近辺は遊歩道として整備されています。
		
という、案内板で見てはいけないものを見てしまいました。(x_x)
		
 
		
現在地の下に見てはいけない文字列が!

てなわけで、ダム方向突入!
		
う〜む、やはり、旧国道の可能性も捨てたくないなぁ・・・
 
		
やはり、ダムは下から見るに限りますな。上から見ると怖いから・・・
		
 
		
さて、よく整備された遊歩道を降りていくと一番下の道はこんな様子。
		
遊歩道としてはありえない広さですね。
		

まして、たかが遊歩道にこれほど立派な石垣作るわけもない。というか年代が合わない。
		
とはいえ、国道跡にしては狭いですよね・・・
		

というわけで、わくわくしながら歩いていると、出ました!期待通りのものが!
		
このロックシェードは間違いなく鉄道遺構。そしてその先の暗闇も。
		
 
		
ロックシェードは昭和36年11月の竣工のよう。
 
		
鉄道隋道の常で名称こそ判明しませんが、疑いようもなく足尾線旧線の遺構。
		
現役の隧道とも共通の施工方法で、間違いありません。
		
先ほどの案内には「トンネル」と一言あるだけで、気になってしょうがない・・・
		
 
		
何の補修もない、煉瓦造りの隧道。
一部ひび割れている箇所もあり、今後の維持管理が心配ですが、廃隧道の良い雰囲気を残しています。

年期を感じさせる美しい煉瓦とひび。

場所によっては下部が石造りである箇所もありました。
隧道全体がこのような施工であるものは見たことがありますが、一部だけというのは不思議。
 
		
廃線跡はすぐに県道に飲まれていますが、いずれにしてもすぐそこにある現在線と合流しているようです。
		
現在線は5Km超の隋道で一気にダムを上ります。
		
 
		
ダムがあるということは、当然、付け替え前の旧線、旧道遺構を期待してはいましたが、見事発見できてうれしい限り。
		
国道旧道については、今後の課題ですね。
		
 
		
さて、軟弱な私はすでにへろへろなので、この先記録が減少中・・・
		
まあ、遺構自体が少ないのも事実ですが。
		
 
		
とはいえ、トンネル脇の旧道は見過ごせません。
		
城下トンネル脇の旧道へ突入します。
		
 
		
ここは水道橋の管理道としても使われているようで、藪も刈られていい道です。
		
が、そんなよい道も目の前の水道橋まで。
		
 
		
その先は、倒木ありの廃道となります。
		
とはいえ、藪は薄くさほど苦労なく進める。
		
 
		
すると、なんだか突然分岐です。
		
きれいなフェンスの作業道が分岐しました。
		
下を見ると、足尾線の線路が・・・鉄道の管理道でしたか。
		
道路を見ると・・・突如濃厚になった激藪が。
		
 
		
ま、まずは、足尾線のほうに降りてみますか。
		
フェンスはガーター橋の脇の歩道につながっています。
		
 
		
ん?橋があるって事は、当然、旧道にも?
		
現役鉄道なので、列車が来ないことを確認しつつばれないようにこっそりと。
		
 
		
線路脇に降り立ち、見上げると。。。きた〜〜〜〜
		
立派なコンクリートアーチ!
		
かなり前に運転中、最初に見かけた旧橋はこれですね。
		
ものとしては今まで見てきた旧橋と同系統か?
		
にしても、真下からというアングルが迫力を倍増させます。
		
 
		
右見て〜〜〜

左見て〜〜〜

突撃後、写真を撮る。
 
		
岸からじわじわ藪が迫っています。
さて、ここは現役鉄道脇。
		
長居は不要につきさっさと戻る・・・
		
 
		
・・・・・・・ここまできたら橋の上に立ちたいよな。
		
しかし、このやぶ、相当深いぞ・・・
		
えい!突入!!
		
 
		
背丈よりも高い藪を抜けるとそこには・・・・電池切れ〜〜〜(T_T)
		
D2Hに慣れると、デジカメの電池の残量に無頓着になって・・・
		
とはいえ、スペアバッテリーはある。大丈夫。
		
橋の上はさすがに藪もなく、快適な空間が残されていました。
		
ある意味本日の目標地点に到達。
		
 
		
すぐ脇の現道を走る車を眺めながら物思いにふけります。
		
 
		
反対側も深い深い藪に覆われています。
		
どちらからのアクセスも容易ではないです。
		
 
		
現道のすぐ脇であることがわかります。
これほど間近にありながら、現道は隧道。旧道はくねくねみち。
 
		
しかし、ここ結構気持ちいいぞ。
向こうに先ほどの水道橋。なかなかの渓谷。
 
		
渡良瀬川の流れにいやされます。
 
		
両側から藪の侵略を受け、安住の地は少なくなっていきます。
 
		
さて、今日の目的は大体果たした。
		
ちゃり拾って帰るぞ。
		
 
		
城下トンネルをくぐると、そこは当たり前のように城下橋。

現道から見るとこんな感じ。
		
おいら、何で運転中にこれがコンクリートアーチだってわかったんだろう?超能力かな?
		
 
		
地図を見ると、旧道は最後に貴船橋を渡り対岸に渡っているように思えます(根拠はありません)。
		
なので、その妄想どおりに対岸へ渡り、大間々に向かいました。
		
特別珍しいものもなかったので、写真もなし。疲れてたし。
			
		
というわけで、大間々駅着。
		
足尾駅で発車準備をしていたトロッコ列車がとっくに着いてお休みしていました。
		
 
		
は〜〜〜つかれた。
というわけで、終了です。。。
2007/6/20記