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2007/12/19 22:39:13
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立待岬函館停車場線という路線名を見て、どのような道を想像するだろうか?

立待岬といえば、函館山のはずれにある岬で、有名な観光地。

停車場とは一般に駅のことで、函館駅のことだろう。

さて、函館駅から普通に立待岬を目指すには、市電に乗って谷地頭まで行き、徒歩で海沿いに立待岬を目指す。

というわけで、行ってみました。

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谷地頭の電停を下りて海を目指し左折。

突き当りを右に曲がり、海沿いに歩いていけば立待岬です。

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かなりの期間通行止めなんですね。。。でも、めげずに突き進む。

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肉球あと。足冷たそう・・・

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なにやら、車掌車が3両もありましたよ。なに?

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最近ではやんちゃな人たちの対策で、夜は封鎖しているそうです。

て、もう昼ですが・・・さっき看板見ましたよね?冬季も封鎖になっているのですね。

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ま、脇は甘いのでさくっとゲートを突破。

てゆうか、雪に残された足跡見ても、普通に皆さん突破しているらしく。

また、肉球が延々残されていましたから、犬の散歩コースですね。

岬の手前は墓地になっています。

石川啄木一族の墓もあって有名。

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海・・・

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というわけで、立待岬到着。

無事に停車場から立待岬までの道をトレースできたので終了・・・

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・・・なわけないわな。

たぶん、一番素直なルートで立待岬に来ましたが、実は今までの道のほとんどは道道とは何の関係もない。

それはさておき、相変わらず見事な岩場だ。やはり、おいらの原体験がここにある気がする。

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実は、立待岬からの帰り道であるこのゲートが道道のスタート地点。

この先一路函館山の頂上を目指します。

そう、立待岬函館停車場線は函館山頂上へ至る道でもあったのです。

函館駅からめぐると、しばらくは国道279号線と同居して。

十字街で左折、そのまままっすぐ行けば立待岬まですぐなのに、宝来町電停の少し手前で右折し山の頂上を目指します。

ちなみに、頂上への道は時間帯指定で一般車通行止めです。

わざわざ山に登って岬に下りようとして、途中で力尽き不通区間を残す道道です。

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実は普段使っているProAtrasでは立待岬側は白いままで道道とはわかりませんでした。

地元で購入した市街地図でしっかり黄色く塗られていたので特定(私程度では、さすがに道路台帳までは確認できません・・・)。

ここまでこれる車もないはずなのにしつこく封鎖。

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地図上ではこっそり書かれている岬を回る道。

現地にも存在しましたが、ちょっと藪がきつめ・・・

200mほどしかない道のようなのですが・・・なんのため?

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このゲートの先にも足跡があり(肉球も含め)、地元の方の散歩道になっていることがわかります。

で、少し歩くと目立つ看板があり・・・

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そこで、頂上を目指す登山口となります。

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市街地図での黄色い道道の証はここまで。

そう、ここから千畳敷までの区間が不通区間です。

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入り口の様子からすると、整備された登山道といった趣。

大きな苦労もなくいけそうですね。

さて・・・ってさすがに氷点下の雪の中、山に入れないので今回はここまで。

雪のない季節に再訪し行ってみることとします。

ちなみに、函館山は第2次世界大戦中の要塞でもあり、大戦中の遺構が散見されます。

道道も戦時に整備されたものでしょう。

道道ではなくなりましたが、そのまま進めば函館八幡宮を過ぎて谷地頭の電停に出ることが出来ます。

谷地頭の電停へ戻る道すがら、こんなものも見つけました。

なんでしょ?これ?コンクリの腐り具合から見ても戦時中のものにも見えますが・・・

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遠くに電停がはっきり見えます。

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なお、この道道は、長くはありませんが登山道、未舗装路、観光道路、併用軌道と盛りだくさんの道のはずですよ。私の知る限り。

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次回・・・いつになることやら。


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