見事な素掘りの明治隧道には何の苦労もなくたどり着きました。
町の文化遺産にも指定されているそうで。
ほう。まぁ、見事ですものね。
その辺の解説がもろもろある立て札がいくつかあります。
これらの画像も当然撮ったのですが、なぜかことごとくjpgが壊れてた。
怨念でもこもっているのか?
心霊写真業界ではデジタルに対応しきれていないようですね・・・
ちなみに、明治14年に着手し、明治22年に竣工したそうです。
では・・・
舗装はされていませんが、もともと岩なので、いたって良好な路面。
崩壊も見られませんし、よほど頑丈な岩盤なのですね。
え?柵?そんなのあったっけ?
てゆうか、明かりも持ってきていないので携帯のLEDで歩いてみたり。
途中一箇所、岩が落ちていますから、注意が必要です。
出口付近はなぜか崩落。
隧道自体が崩れた気配はありませんが?
ちなみに、出口付近はぬかるみ注意。
長靴で来たほうがよかった・・・
まだ、人一人分の穴は開いていますからすぽっと抜けてみます。
ふう。
ほう、向かって左のがけが崩れて穴を埋めてしまったのですな。
や、いかにも廃隧道の雰囲気。
こっちの穴だけだったら入る気にならないな。
ちょっと離れると道の気配すらありませんよ・・・岩場の下に隧道があります。
さて、せっかくくぐったので、もうちょっと先まで行ってみましょう。
明治道を堪能。
隧道の先の切り通しを抜け、右に進むと笹薮の中に道らしきものがあります。
が、すぐ左には現道が見えます。
道としての用をなさなくなってからの時間が木の太さで見て取れます。
しかし、確かな平場が道と言うことを主張している。
藪が濃くなってきたかと思うと、フェンスが見えてきた。
う〜む、この先は現道に食われてしまったようですね。
じゃ、帰るか。
・・・なんか、気になるなぁ。
もうちょいいくか。
脇には現道の大きなヘアピン。すぐ脇ですが、遙か下方。
藪を掻き分け進むと、脇のフェンスが近寄り始め、そして遠のきます。
道復活。
そして、未だにこの道路は管理されているのか?栃木県の標識を発見です。
でも、明治のものではないな・・・
そして行き止まり。
て、ターンか!
もう、ヘアピンというよりスイッチバック。
(左が隧道方面、右が進行方向)
いやいや、引き返さなかった甲斐あって、いいもの見れたさ。
すぐ脇を走る現道は結構な車どおりがあります。
ふ、こんなところに人がいるとは思わないだろうな。
この先はどんどん現道に侵食されています。
いよいよフェンスがなくなって転落の危険が出たので、ここまでとしました。
しかし、現道まではかなりの高低差がある。
明治道はこのままスイッチバックを繰り返して降りていったのか、遠巻きにしたのか、気になるところ。
ふと上を見ると、先ほど通ってきた上段の道が見えます。
非常に急な斜面をスイッチバックで登っていることがよくわかる。
掘りっぱなしの土の方面が崩落していないのは不思議な光景です。
(実は現道の工事の跡なんじゃないかと思ったことは内緒だ。明治道の跡と言うことにしておこう)
気になりつつも、再度明治隧道をくぐって帰りましたよ。
ぬかるみにはまりながら・・・(T_T)
しかし、その後もぶらぶらしている中で宿題を増やしてしまったとさ・・・