いつものごとく、ふらふらしておりました。
どちらかというと夜に通ることの多い上武国道を昼間に通ったときにふと気がついてしまったのです。異様な光景に。
というわけで、上武国道から枝道に入り、車を止めました。
手前の道路が上武国道下り線。向こうに見えるコンクリの橋が上り線です。
ここで上武国道は福川という川を渡ります。
で、銘板には・・・なぜか本田ヶ谷側道と。
側道なら、本道はどこに行った!!
で、できたのは平成4年2月。上武国道ってそんな最近の道路でしたか。。。
さて、いよいよです。
まあ、この写真からは違和感は感じないと思いますが。
左が下り線です。
まずは、上り線側からアプローチ。
ちょっと藪になりつつある。
本田ヶ谷橋に立ち、上武国道上り線側から下り線側を見ます。
まあ、普通の橋ですよね。違和感はありませんか?
ちょっと振り返ってみましょう・・・
と、そこにあるガードレール。
橋は見事に残っているのに、橋にたどり着くことはできない。
まだまだ、しっかりとした本田ヶ谷橋をわたり、下り線側へ向かいます。
上武国道とは高低差があります。この高低差のためにガードレールをもうける事態となったのか?
上武国道と本田ヶ谷橋のクリアランスはこれだけ。
おそらく、あと1mずれていれば本田ヶ谷橋は撤去されていたことでしょう。
苔生してはいますが、まだ、コンクリの形もしっかりしていますよ。
銘板発見!!藪に埋もれて読みがたいのですが、1988年竣工とある。
ということは、昭和63年の竣工ですね。
ん?上武国道は平成4年・・・1992年。て、わずか4年しか利用されなかった?
いやいや、上武国道の工事期間も考えれば下手するとそれ以下ですよ。
上武国道ができる前には一本の道として、ごく自然な橋だったであろう本田ヶ谷橋。
今となってはこのような状況で渡るものもありません。
水道とかインフラは渡っているようですが。
わずか4年しか道路橋として用をなさなかったこと、中央分離帯にきれいに収まって現存した奇跡。
現在の道路との角度の違いといい、もろもろ異様な橋でした。