一言に日光とまるで一箇所の観光地のように言うことが多いが、日光駅周辺の観光地群と中禅寺湖周辺の観光地群間はかなりの距離がある。
知らずに観光に着たらそのあまりの距離に驚くのではないだろうか?
現在では中禅寺湖へのルートは道路しかないため、公共交通機関を使用するとしても、バスを利用するしかない。
が、以前は今とは違う交通機関があったとの事。
そのルートは、馬返まで路面電車を利用し、現在車が第2いろは坂で上り詰める区間を一気にケーブルカーで上り詰めていたというもの。
今回は、ケーブルカー区間をめぐってみました。
今回のスタート地点は頂上側の終点、明智平から。
明智平から上へは今も現役のロープウェーが存在します。
とりあえず、日光名物濃霧です。
明智平のドライブインが以前はケーブルカーの駅だったとのことなので、裏へ回ってみました。。。
あまりにもあっけなくケーブルカー跡発見。
当然のごとく階段状の駅跡がそこにあります。
が、結構階段が崩れている。
1970年廃止とのことで、すでに38年が経過している。
これくらいの崩れはやむなしか?
先行き不安になります。
真ん中の路盤があったと思われる箇所はちょっと掘れている。
橋のようなもので持ち上げていたのでしょうね。
この若干の隙間の上のコンクリがすごく不安。崩れそう。
さて、降りてゆくことにしますか。
駅のホームも崩れかけ
この道がまだ残されていることには理由がある。
使っている会社があるのです。
ぬあ〜〜〜ガス濃い。。。
さすがケーブルカーにするだけあって、結構急。
階段がないとかなり厳しい。
幸い、崩れていたのは駅部分だけで、路線部分の階段は比較的無事でした。
が、尋常ではない枯葉の量で、階段が見えない。
こけないように探りながら降りていきます。
途中の障害物をよけるために路盤部分に行くと、歩くにはかなりつらい急斜面。
滑り落ちないよう、慎重に足を進めます。
てゆうか、こんなでかいもの、不法投棄しにくる方が大変じゃないか?
大して歩いていませんが、もう駅が見えない。
そして、落石。
落石防護柵がもう、満タンですよ。
謎、構造物。単なる排水溝のようだが?
そして、程なく現れるトンネル。
わずかな距離なのに、遠くに見える。
一年分ではなさそうな大量の枯葉が入り口をふさいでいます。
また、鉄板により、厳重に封鎖されています。
のぞいてみる。。。まっすぐ急激に降りていくトンネル。
通常の鉄道トンネルではあり得ない光景に大興奮。。。
特に崩落もなく、抜けているよう。
なんか、扉開いていますが・・・
ちょっと、入るには狭いな。
扉を引いてみるも、枯葉に埋もれてまったく動かない。
枯葉のおかげで飛び降りることは出来そうだけど、出られなくなるとやばいので自粛。
1932年=昭和7年開業と言うこともあり、古めかしい抗口。
初期のコンクリ構造物にありがちな、凝った装飾がいい感じですね。
やむなく、脇にそれ、上を巻きます。
つづく