円柱に近づいているような、そうでもないような・・・


3回目の訪問となった。


 


4月の訪問となり、前回の雪の光景とは打って変わって、春の景色。



今回は、前回発見した猿沢索道関連の施設から、円柱の特定を試みる、


 




やー、もう、花すごいな。

春感が満載。



ということで、最初の石垣まで到着です。

もう、この辺までは慣れたのでサクッと到着。


 




ということで、足尾キャニオンに到着。

こちらは、緑はあるものの、春感はちょっと薄れますね。


 






ここにある設備群は当たり前だが健在。

まあ、稼働していないので、健在というのが正しいかどうか。


 




ヤンマーの青いエンジンもそのまま。


 




オレンジの五十鈴エンジンは屋根下保管なので、とってもいい状態。


 


もう、この先は、しらみつぶしに探すしかない。


第一回探索と大差ないが、尾根伝いに歩いて行こう。





とある、谷を降りていって見る。



うーん・・・


 




当時の写真と見比べると、地形的にはいい線を行っているように思う。



こうやって、少しずつ潰していくしかないかな?


 




結局、一回探索に到達した、祠に来てしまった。

うーん、どうしても、位置的にはここら辺だと思い込んでしまっているのだよな。


 




そして、祠の裏に行くと、人工的だと思われる切り通しが見える。

おそらく、水沢索道のルートなのだと思うけど、とても到達できそうには思えない。



猿沢索道が、この水沢索道と交差するポイントにあったのが円柱。

極、至近距離に到達できているとはおもうんだけどなぁ・・・


 




結局、そのまま水沢索道停留所跡まで歩いてきてしまった。

今回は、第一回の復習になってしまったな・・・



円柱に近づいているようで、近づいていない。

まだあきらめきれないが、何かしらの形跡は残っていないだろうか?

それとも、どこかの書籍で見かけたように「現存しない」のだろうか?


 


第一回では、ここから戻ったが、今回は、有越沢の索道塔を目指して、町へ降りていこう。





一応、円柱ないかなと気にしつつ、できるだけ谷よりを歩く。

が、正直やり過ぎた。

正面に完全90度の絶壁が見えているが、足下の見えなくなっている部分も状況は変わらない。

足尾の町から見ると見える絶壁に到達してしまった。

ここからは、足を滑らせれば確実に逝ってしまうエリアなので、もう、撤退です。


 


と、いうことで、素直に登山道を降ります。

黙々と斜面を降りていき、GPSを確認すると、そろそろ、有越沢の索道の真横あたりのはずだが・・・





おかしいなぁ、すぐそこにあるはずなのに。。。



て、あるわ!!


 




おおきい。



さすがは、通洞側の象徴として君臨する有越沢支柱だ(個人の見解です)

よくぞ、この規模の遺構を残してくれている。

(だったら、円柱も残してくれてもいいじゃんと思うが(T-T)


 




支柱には、メンテ用と思われる入り口があるのだが、地面から2mほどの高さにあり、入り込むことは難しい。

上の小さな穴は明かり取りだろうか?


 



 




入り口には、ポータルのような造形と、扉を止めていたであろう木枠が残っている。

おそらく、現役当時にはここに至る足場と、扉があったのだろう。



現状ではちょっと中には到達できない。



しかし、間近で見ると、その大きさが際立つ。


 




少し下に歩くと、もう一つの索道塔にたどり着く。

季節によっては、町からこの支柱も見えると言うが、個人的には発見できていなかった。

こうしてみると、針葉樹である杉の木とほぼ同じ高さなので、下界からの視認は難しいのではないかと思うがどうだろう?


 




なお、こちらの支柱はメンテナンスの入り口が地面に接している。

とうことは・・・


 




そりゃ、はいるよね。

上見るよね。



あ~~~手持ちのカメラじゃうまく撮れん!!一眼持ってくるんだった!!


 




高さは、先ほどの塔よりかなり低いが、石垣の上にあるというシチュエーション、内部へ入れることなど、こちらの塔の方が、楽しまさせてもらえたように思える。



比べれば低いとはいえ、こちらもかなりの高さだ。




 




結局、今回は、前回までの復習と、メジャーな有越沢索道見学というふがいない結果となってしまった。


次回こそは、成果を出さないと・・・