さて、水沢停留所からの足尾キャニオンの眺めから再開です。
久しぶりなので、覚えていなかったが、あんまり道らしい道はない。
適当に斜面をトラバースして進む。
尾根に出られればあとは安心。道に迷うことはない。
安全なわけではないけども。
いい季節で、山桜かな?
猿沢名物の電柱、倒れてるバージョン。
針金部分は形が残っているが、木材はここまで細くなってしまうのだ。
ということで、立っているバージョン。
高さを確保するために、3本の丸太を利用している。
ここ以外では見た記憶がないんだよなぁ。
さあ、今回も目的地、猿沢集落についた。
植林がすすみ、わかりにくくなっているが、大きな平場が広がっている。
最初に到達したときは何かわかっていなかったが、ここは多くの人が暮らしていた集落だったのだ。
さて、いただいた情報と現況をを見比べていこう。
いただいた写真にある円柱も含めた索道の景色はこの方向だろうか?
今でこそ、正面の尾根に円柱があることを知っているが、植林の影響で見通せなくなってしまっている。
集落は地形としての形跡は残しているが、建物などは何も残っていない。
大きな平場に恵まれていることもあってか、石垣もわずかに残っているのみ。
情報がなければ私もここに集落があったとは思えなかったかもしれない。
しかし、一本の桜の木が大木となって、残っていることがここに人の営みがあったことを主張しているようだ。
人がいなくなっても育ち続けた桜は見上げるほどの大木となっていた。