久しぶりのヨーロッパ編
パリ出張の際、ほけーっと車窓を眺めていると目に入る旧塗装のTGV。
調べてみると例のあれな事がわかったので見に行った。
2カ所に保存されているらしいので、まずは、Belfortと言う町にあるT002号機を見に行こう。
既に夕暮れ。
こちら、高速のインター部にあるので、一般道に車を路駐してこそこそ入ってきた。
合法かどうかは知らないが、途中インターから出てくる車にクラクション鳴らされたな(なお、国外逃亡済み)。
TGVに詳しい人はもうわかっているかもだけど、おかしなところがありますね。
まず最初に、連接台車。
TGVと言えば、連接構造が特徴的。
それは、初代からDuplexまで引き継がれている特徴です。
が、それは客車部分で、動力車は普通のボギー車。
なのに、これは、連接台車。
確かエアサスだったと思うが、バネ部分は現存しませんね。
連接台車も切り取られているが、前側の車輪は現存。
この時点で試作車な事はわかりきっているのですが。
さて、次におかしな所、ルーバー形状と何よりパンタグラフがない。
パンタは外されたわけではない。もとより、必要のないもの。
そう、このTGVは最初の試作車、TGV001。
動力はガスタービン!!気動車である。
やはり、TGVはフランスの誇りなのか、高速道路を見下ろすような部分に置かれている。
さて、詳細見ていこう。
前台車。こちらもバネ外されていますね。
車輪のあるところにはとりあえずレール引いてあります。
後ろは台車半分に切られちゃっています。
後ろにマウント溶接するくらいなら、台車残しておけばいいのに。
ガラスは真っ黒に塗られて中はうかがい知れません。
ドア窓ないのは特徴的かも。
見事な逆光だが、正面。
こうしてみると、量産車とは見た目も別物ですねぇ。
やはり、古めかしい感じがする。
さて、通報されて面倒なことになる前に、さくっと撤収。
名残惜しくも去りますよ。
・・・携帯ない~~~~~~!!
落とした~~~
マジで落として、歩いたところ見直したところ、発見できました。
買ったばかりのiPhone5なくすところだった。
さあ、農業国フランスののどかな景色の中帰ろう。