サンバー号に限らず、軽バンは広大な車内スペースを持ちながらも、660ccのエンジンとかわいいコンプレッサーで冷房をしなければならない宿命にある。


どう頑張ったって冷えない。


さて、エアコン回りは以前リフレッシュし、本来の性能を生かせていると思う。


が、できるだけ悪あがきしよう。


 


さて、今回考えるのは冷やす方向ではなく温めない方向。


車のヒーターには大きく分けて2種類ある。


一つは、ヒーターコアへの冷却水量を制御することで温度調整をするもの。


(うちの子だと、DC2や、W124,W201)


もう一つは、ヒーターコアには常時冷却水を循環し、コアに通る空気を調整するもの。


TV2もこのタイプだし、結構多いタイプ。


つまり、真夏でもエアコン回りを必死に暖めているのですよ。


 


ということで、これをカットします。



サンバーにヒーターはリアのエンジンからパイプを通って、ヒーターコアに行きます。


バンパー外すとこのようにゴムホースでヒーターコアにつながっている。



で、ここに、先ほど言った、冷却水量を制御するやつのバルブをつけるって事です。


買ったのは、アメ車とかで汎用品的に使われているものの様子。


中国さんから買いました。


バルブにも2種類あって、水道の蛇口のように単純に流量を絞るものと、絞った分をそのまま戻すようにするもの。


今回の対策が必要な車では、ヒーターコア分の流量が常時流れているのが標準なので、後者を選んだ方が無難でしょう。


ま、どっちにしても誤差の範囲で大丈夫だと思うけど。


なお、バルブの制御をどうするか悩んでいたけど、バンパーの隙間から手が入ったので、直接手で開閉することにしました。


 


ヒーター側はこれくらい。


次はリアヒーター。



リアヒーターからも熱気が出ているので対策。


これは、もうなんかふたすればいいや。


改めてみると、左から給気して、右から熱い空気を吐き出すのですね。


この、かわいいヒーターコアはなんか流用に使えそう。


 


 念のため、蓋をしたあとリアヒーターファン回すとファンに負担がかかってよくないと思ったので、スイッチのコネクターを外しておこう。


・・・スバルさん、コネクタ使いましょうよ・・・



と思ったら、ちょっと先にコネクタありましたな。


むしろ、助手席跳ね上げるだけでアプローチできるので、知っていれば便利。



で、純正のグリルにアルミテープやら何やらでいろいろ蓋して着けておきました。


 


で、効果のほど・・・


うーん、効果はあったんじゃないかな?


なんか、どうにもならなかったのが、少なくとも冷房効いている感じがする。


 


まあ、今年の夏を乗り越えられるかどうかで判断しましょう。