み、道がない・・・橋が落とされている・・・
ちょっと先に橋台が見えるので、降りて迂回するとしよう・・・
踏み跡もあるみたいだし。
降りました。コンクリートの立派な橋台です。
ケーブルカーって結構頑強な規格で作られているんですねぇ。
国鉄規格と比べても劣らない気がする。
う、藪。笹藪。。
結構あちこちで枕木が落ちているのを見かけました。
橋の残骸は見つけられなかったので、撤去の際に落としたのでしょう。
ふう、ついた。
て、ただの橋脚じゃないか!!まだ路盤は先かぁ・・・
ここいらでちょっと不安になり始めました。帰れるかなぁ?
とりあえず、ケーブルカーには必ずある、あれに辿り着いたら行くか戻るか決めよう。
え〜〜〜っと、次の目標は・・・
は?
はぁ????次から次へと橋脚が!!!
てゆうか、沢わたってるし。
2本目の橋脚、すでに沢の向こうです。
それをすぎるとまだ、橋の残っている部分があります。対岸ですが。
おおお。予定外の沢渡り。大丈夫か、おれ?
幸い、流れは多くないので慎重にわたれば大丈夫そう。
わたったはいいが・・・路盤までは結構高さが・・・
この沢沿いに上るしかないなぁ。
数少ない残った橋梁はコンクリート製でした。
もうない。
とりあえず、しばらくは路盤ありそうね。
さて、登るし。
うっしゃ、のぼったぁ・・・・え?なんか妙に広くない?
とりあえず、下まで降りてみよう。
なんとなく、現役時代のイメージができますね。
こ、これは、交換所跡では?
間違いなく複線の幅が確保された路盤。
枕木の跡を見ても複線なので、間違いない。
ということは、ここが中間地点!!
岩とか落ちてますけど・・・
なぜ、わざわざ、橋梁に交換所を設けたのでしょう?
や、わざわざじゃないな。ケーブルカーの場合は、中間地点という制約があるから選択肢がなかったんだ。
やはり、架線柱の跡のようなものがあります。
て、また途切れた〜〜〜〜
結局、交換所部分しか路盤は残ってませんよ。
しゃあない、また地面に戻ろう。
架線柱跡のようなものも、一つ下はえらい浸食されています。
地面が近い方が浸食は激しいのかなぁ?
あまり寒くは感じませんでしたが、残雪が見られました。
今年は雪不足だったのに。というか、お散歩気分できた自分が心配になってきた。
交換所の下はある意味隧道のようにも見える。
コンクリはまだまだしっかりしているようです。
地面に降りると鉄のアングル材の廃材が散乱していました。
手すりの残骸でしょうか?
枕木あげいん。
次の目標・・・ああ、完全に山歩きだなぁ・・・
ぽか〜〜〜ん。なんで、こんな山奥にこんなコンクリの固まりがあるんだろう?
しかし、とりつく島がないとはこのことだな。
この路盤はすぐそこで尽きていそうですね。
レール発見!!
なかなか、立派なレールが2本落ちていました。
断面は荒い。廃線時に切断されたんでしょう。
ところで、下界のキャンプ場で見たレールとは明らかに違うもの。
こちらが本物でしょう。
ここの橋梁群は数多くの沢を一気に渡っています。
ということは、今はなき橋梁を巡るためには・・・あちこち沢を渡り続けるわけで。
路盤が残っている部分と、撤去されている部分では明らかに取り付きがちがいます。
撤去された部分は鉄橋だったのではないだろうか?
なぜかタイヤ。当然ケーブルカーとは関係ないでしょう。
また、対岸に橋台が・・・しかし、あそこに辿り着くのは困難。
だいぶ離れてしまいました。
おお、遠くに屋根が見える。あれが、登山道との接点か!!
見えた屋根が近づいてきました。と、同時にその背後にはケーブルカー跡が。
橋梁は終わって石垣による築堤になったようです。
というか、相当上なんですが・・・
そうか、ケーブルカーは限界斜度がないから、どんどん上がっていくんだ。
一度路盤を離れると引き離されていくと言うことか。
先ほど見えた屋根は水場でした。たすかった。。。ちょっといただきます。御神水。
あの、賽銭がさびて大変なことになってますが?
どうやって登ろうかなぁ・・・石垣をロッククライミングはしたくないなぁ。
というかそんな事したら落ちる。
当分高さあるぞ。
水の話がどうたらこうたら。
高みを一直線に登るケーブルカー路盤。
独特な光景だなぁ。
案内板があるということは・・・登山道に復帰!!
おお、無事に路盤に帰れる。
復帰!!
ここまでは、作業用モノレールのレールが頂上から続いています。
あちいので、上着をここで捨てます。帰りに拾いますよ。
さて、ここからはひたすら階段です。