さて、足尾の町を抜けて現道へ合流しましたが、その直後に旧橋があります。
合流直後にわたらせ渓谷鉄道(いちいち書くのめんどくさいので、以下足尾線)をくぐるアンダーパスがあります。
ここで、車道とは別に左側に歩道が用意されているので、こちらをくぐります。
すると、いかにもな光景が目前に広がります。
そこには見事なアーチ橋(現道より)。
このスタイルのアーチは昭和30年代のものだと思っていましたが、欄干も石造りであり、かなり凝ったもので、戦後の物資不足の折に建造したものではなさそう。
渡良瀬橋と同時期の施工でしょうか?
2007/1/7追記----------------------------------------------
インターネット上の検索で、切幹橋は昭和9年の竣工と言うことがわかりました。
ちゃんと調べた情報ではないので、参考程度にとらえてください。
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というのも、銘板も錆びていて読めず、竣工年を特定できる情報がありません。
現橋の銘板から切幹橋と言うことがわかりました。
まあ、橋から鍾乳石がたれているあたりからも古さを感じさせますが・・・
その様子からもわかるとおり、渡良瀬橋とはえらく待遇が違います。
はっきり言って完全放置。歩道としては現役なんですけどね。。。
情報を求めてネット検索したところ、なんだかのドラマのロケ地だったそうで、その情報ばかり引っかかりましたよ。
さて、ここからしばらくは道路もきれいに改修されてしまい、旧道も残っていません・・・
と油断していると、山側にこっそりありました。
こちらは現橋の銘板。唐風呂橋?不思議な名前ですね。
さて、入り口からすてきな雰囲気を醸し出しています。
足尾から離れるに従って、どんどん放置されていますね。
橋手前で直角に曲がるため、このような標識が・・・
もはや見る人もいませんが、妙にきれいに残存しています。
これまでの橋梁と同じ流れと思われるコンクリートアーチ橋。
しかし、藪に埋もれ、全体を見渡すことは難しい。
直角に曲がると、このような光景が現れます。
一部欄干が崩れています。
立派な橋ですが、2車線とるには少し狭いか。
ここにきて初めて、竣工年の情報がある銘板を見つけました!!
が・・・読めない(T_T)。すみません、これ、何年と読むのでしょうか?
ネットで調べた限りでは昭和33年5月竣工と読むのが正しいか?
だとすると、見た目からの想像通りではあります。
やはり、道幅、構造を考えると、足尾以南の橋梁は同時期の施工と見るべきか?
ちなみに、こんな形の珍しい親柱が藪に埋もれています。
腐りきった、徐行の標識も印象的。やはり、赤い標識は劣化も早いのか?
名残惜しみつつ振り返って撮影。すぐに現道と合流です。
さて、次から次へと現れる旧道。
旧122号にはまったく隧道がなかったようですので、トンネル見たら旧道があると思えばよい。
というわけで、足尾トンネル脇の旧道です。
私の持っている地図では足尾トンネルはまだ存在していない(去年の地図なんだけどなぁ)ので、かなり新しいもののようです。(ネットで調べる限りでは平成4年1月31日開通?)
そういう意味では生きのいい廃道ですが、さすが最新の廃道。すでに廃道工事がなされ、植林も終わっていました。
まあ、木はありますが、崩落もなく自転車で走るにはさほど問題はありません。
旧道区間はあっという間に終わってしまいます。
さて、次なるトンネルは沢入りトンネル
ここも当然旧道がありますが、先ほどとは様子が違う。
異様に細い上に急なのぼり。
これ、本当に元国道ですか?
ま、入り口の様子でびびりましたが、トンネル開通時に道が変わったのでしょう。
ちょっとはいると、いい道になりました。
こんな感じで落石もありますが。
この落石、まるで、誰かが置いたようなきれいな岩でした。
この辺は石の質もよいようですね。
快調に進んでいくと・・・崩落。見事に崩落。
この崩落の先には予想もしなかったあんなものが!!
2007/6/18記