日本ってすばらしい国だと思う・・・
		
ちょっとその気になって歩き回るとごろごろ産業遺産が眠っている。
		
明治初期の遺構ともなれば竣工より100年を越えているわけだが、探せばいくらでも出てくる。
			
		
今回も地図上で旧道の隧道を発見。
		
ネットで軽く下調べしてみると、明治・大正・昭和のトンネルが仲良く並んでいるという。
		
しかも、場所は足利の街中からちょっと入ったところ。
		
さくっといってきました。
			
		
現地へ向かうと、いくつかのきついヘアピンのあと、現道のトンネルが現れます。
		
その脇に顔をのぞかせる小さな隧道。
		

立派な石造りの抗門。
		
これが明治なのか、大正なのか・・・
			
		
旧道への入り口がちょうどよい駐車スペースになっており、車を停めて心置きなく探索できます。
			
		
とはいえ、フェンスにより厳重に封鎖されています。
		
外から見る限りはほころびはないようですが?(というか地図上に普通に道として書かれていますが?)
		

2mほど石造りですが、その後はずっと煉瓦。
		

ずっと煉瓦。
		
まっすぐな隧道で出口も見えます。
		

・・・人の声がするよ。真昼間から出た???
		
て、向こうにも人がいるのか。ちょっとびびった。
			
		
てなわけで、結構観光地みたいです。
		
て、手前がえらいぬかるんでいます。最近、雨も降ってないのになぁ。
		
 
		
さて、向こう側へ行ってみましょう。
		
旧道の入り口には観音様がまつられております。
 
		
現道のトンネルのほうがずっと長いため、こちら側はちょと登らないと抗門へはたどり着きません。
		
 
		
コンクリ舗装されたきれいな道を登ると先ほどと同じデザインの抗門が現れます。
		
 
		
お、隣に階段があるぞ。あるからには上らなくては。
		
 
		
よくみると、要石に隧道名が彫られているのが見えます。
		
		
 
		
さて、脇の階段を上ると、湿地帯。やっぱり・・・なんか、ところどころぬかるんでるのよねぇ。
		

道はそのまま続きます。
			
		
隧道の真上を通るようなラインで、深い切り通しがあります。
 
		
それを抜けると現道のヘアピンが見えます。
		
おそらく、明治隧道開通前の旧道ではないでしょうか?
 
		
現在でも登山道として使われているようで、きれいなものです。
		
 
		
ちなみに、矢印の先はこんな感じ。まあ、道と言えば道。

先ほどの湿地帯で見かけた木。
何かが当たっているとこんな感じになりますよね。でも、今となってはわかりません。
 
		
さて、先は見えたので引き返します。
		
引き返す途中、主のいなくなったカーブミラーを見かけました。
 
		
下調べによると、もう一本あるはず。
		
反対側かなぁ?
			
		
そのまま現道をわたって、反対へ行くと看板があります。
		
登山道案内と、トンネル案内。
		
 
		
先ほどの隧道は大正時代のものとわかりました。
		

ということは、さらに古い明治隧道が!!
		
よし行くぞ!
		
 
		
と、気合を入れるとがっかりするほどのきれいな道。
		
てゆうか、観光地だな。
			
		
そういう意味じゃ、廃隧道を眺めるという文化は一般にもあるものなのでしょうか?
		
 
		
で、何の苦労もなくたどり着く明治隧道。
		
岩場をくりぬいた見事な素掘り。
		
