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ここのところ、出張でよく広島に行くわけだが、当然、仕事で行っているので、なかなか遊びには行けない。

今回は、打ち合わせの都合でしょうがなく週末が挟まってしまったので、暇潰さないとな。

そうだ。探索に行こう。


と、いうわけで、噂の末期色の電車に揺られて、とある駅にやってきました。


 


  そう、あの、瀬野八で有名な瀬野駅です。

瀬野八はあとでじっくり味わうとして、とりあえず、瀬野駅で降りて気になるものを見に行こう。


広島からは30分もかからずについてしまうような、近郊の駅なので、広大な住宅街が広がる。

近年開発された場所のようなので、新しい家ばかり。

 


 


 これが、スカイレール、みどり口駅です(JR瀬野駅と接続)。

なんのこっちゃわからないって?まあ、ゆっくり行こう。

今回、これは狙っていたわけではなく、何かないかなぁとGoogleMAPを眺めていて怪しい路線を発見したのだった。

我ながら、変なものを見つける嗅覚には感心する。


 


 さて、スカイレールです。行きますよぉ。

分類上は懸垂型モノレールとなるようだが、これはなかなか癖のある乗り物のようだぞ。


 


 早速160円の乗車券を買って乗り込む。

切符は、QRコードを読み取り機にかざすタイプの自動改札。TJライナー券と同じだな。

あ、今回、出張のついでですから、カメラはiPhone5になります。写真がしょぼいのはご容赦。


 


 階段を登ると、スカイレールが待ち構える。

ものは、完全にロープウェー。ちょっと大きいスキー場のゴンドラをイメージするといい。

座席数は8名分だが、つめれば結構乗れそう。

乗客は、ちょうど席が埋まるくらいでしたね(なので、車内の写真はあまりパシャパシャ撮れんよ)。


 


 さて、出発直前になると、自動駅アナウンスが流れて、気分を盛り上げる(*マニアのみ)。

ドアが閉まって出発。

むいーんと加速すると、あとは一定速度で登っていく。

すさまじい上り坂だが、難なく登っていく。

レールの継ぎ目をもろに拾って、ごとごとごとごとするので、乗り心地いいとは言えないがマニアには楽しいね。

途中に一駅あるが、駅が近づくと、減速して、微速前進でドア位置を合わせる。

なかなかの高精度な動きだね。

言い忘れていたけど、ホームドアで駅員さんはいません。

(人目があるので、あまり写真なし。すみません)


 


  再び出発。次が終着駅となる。

やはり、すさまじい上り坂をものともせずにごとごと登っていく。

終着駅にも同様に微速で到着。

乗客は、皆さん躊躇なく降りていったので、私は一人に・・・

おっしゃ、写真バシャバシャ撮るぞぉ。


 


 降りたあとも眺めていると、ドアの閉まった搬器は地上側設備によって、反対側の出発点に運ばれていく。

これ、完全にロープウェーと同じ施設。


 


 ゴトゴト運ばれて、反対側へ。


 


 さて、観察してみると、発着点のあたりのレールには下側になにやらプレートが設置されている。


 


  また、レール上にはワイヤーが走っており、車両運行中は常に回っているようだ。

つまり、基本的には、ロープウェーの支持策を鉄骨のレールに置き換えた乗り物だな。

ほとんどの移動はワイヤーによる駆動でひきあがられているのだろう。


 


 さらに、駅近辺の細かな動作は、プレートによるものと思われる。つまりリニアモーター。

精密な位置制御をするには適切だね。

むい~~~~ん


 


  ごとごとごとごと


 


 すう~~~~


 


  索道と違って、直線に限らず、カーブも自在に取れるし、少量輸送には向いてるんじゃないかなぁ?

見てくれ、この、無茶な線路。高低差とコーナー。

もっと普及してもいいようにすらおもうけど、どうなんだろう?



やぁ、おもしろい。

こういう、独自の発想がある乗り物大好き。


 

発車時の動画も撮影しましたよ。


https://youtu.be/WnlWSO7Ey8A



ワイヤーを巻くモーター音(よく見ると、動画の最初からプーリーが回っている)と、リニアの高周波音のミスマッチがいいぞぉ。 


 というわけで、この後瀬野八を堪能して帰りましたよ。

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