タイヤ交換って、どこまで変えるか疑問ですよね。
今回は、タイヤを新しいものに変えることが目的ですが、ついでに素敵ホイルに交換し、さらにその素敵ホイルをつけるために、ボルトを新調し、ナットで固定します。
訳わからないですね。順を追って説明します。
ついていた純正ホイル。
E36Tの純正ホイルは諸説ありよくわからん。
日本仕様は3ピースのものが正規かもしれないが、他の国仕様はワンオフみたいなものだから、正規を考えること自体が無駄だろう。
で、このホイルはC36の純正もの。可もなく不可もなく。当時のベンツによくあるデザイン。
ついていたタイヤは素晴らしい状態。
前オーナーから移動用と言われてとても使える状態じゃないと引き継いだもの。
2009年製なので、11年ものでひびひび。
思ったより古くないな<おい
ここまで引っ張っちゃいました。てへ。
さて、あたりまえのことですが、ベンツはボルトでホイルを固定します。
なので、車の方は、ボルト穴が開いているだけ。
ボルトが出ている日本車との大きな違いですね。
なので、ホイルに適したボルトを用意する必要があるのですが、今回準備できませんでした。
しょうがないので・・・
ボルトナット式に変更することにします。
今更ですが、ナットで止める方式の場合、ボルトを長めにしておけば、ホイルの厚みにかかわらず、ホイルを固定できるメリットがあるんですね。
例えば、S124の場合、純正ホイルのボルト長さは40mm。BBSに適切な長さは25mm。
ホイルごとに適切なボルトを準備しなければならない。面倒。
ということで、ボルトをはやしました。
今回の取付理論:
ホイルの締め付けは規定トルクで締め付けるのが一般的な管理方法。
実際に機械的に有効となる固定能力は「軸力」。
締め付けトルクは軸力を擬似的に管理する簡易な方法なのです。
ということで、今回、スタッドボルトを立てるわけですが、このボルトの固定に関して、締め付けトルクは何ら意味をなしません。
最終的にホイルを止めた後、ナットを締め詰めるときに軸力が決まります
極論、ボルトがゆるゆるでもちゃんとネジ山がかかっていて最後の締め付けでトルクがかかればホイルは正しく固定されているといえます。
ただ、ボルトがゆるゆるだと、ナットを緩めたときにボルトごと外れたりと実用上面倒くさいことが起こるので、ある程度ちゃんと止まっていてほしいです。
なので、中強度のネジロックを使用して、ボルトの方がナットよりも緩みにくい状況を作っておきます。
説明長かった。ベンツの純正ネジは基本ネジロックが塗っているので、それと同じ事ですね。
素敵ホイルあてがう。
タイヤつけましたよ。
新品同様の2020年製ミシュランがまあまあなお値段で売っていたので組んでもらいました。
upgarageで頼んだのですが、サンバーのタイヤ頼んだところよりも信頼できる感じでしたね。
さすが全国区。教育が出来ている。
長いボルト使ったので、ホイルからはみ出る勢い。
難しいところだけど、非常用に純正を使うことを考えると、これくらいの長さが必要だと思うのですよ。
ま、長い分には、貫通ナット使って、車幅はみ出なければ問題ではないので。
ということで、ナットは、プロミューのハイパーナット2というものを使います。
本体はクロモリだが、ホイルと当たる部分はアルミのカラーとなっており、確実なトルク管理=軸力管理ができ、プロミューカラーの素敵なカバーで錆を防御!
なのだけど、先ほどみたようにボルトが長いので、カバーは使用不可ですよ。
なので、見た目こんな高価なナット使っていることがわからず・・・
あと、ひっそり心配ポイント。
実際、今売っている社外のホイルはほとんどM14対応。
M12のS124から考えると、穴がでかいのです。
心配なのは、正しく接触面を確保できるかというところですが・・・
ま、大丈夫そうかな。
M12の60°テーパーのナットでもぎりぎり感があるので、ちゃんと接触面は確保できそうだ。
問題は、リアです。
仮組みしたところ、わずかにボルトが長いらしく、パーキングブレーキ機構と干渉してしまっているようだ。
なので、少し削った。
2~3mm短くした感じ。
これで、干渉はなくなったかな?
200921 ボルト直輸入 |
作業日報 |
201029 バッテリー交換 |