しばらくは、ルートをロストしてしまい、ひたすら山中を歩くことになった。
すると、斜面の上に石垣を発見した。
石垣を目指すと、無事に路盤に復帰できた。
先には少し広めの平場が見えている。
振り返るも、その先はただの斜面となっており、長い年月で崩れてしまっているようだ。
そういう意味では、現存する最初の地点から復帰できたともいえる。
少し歩くと、小さな谷の対岸に有名物件が見えた。
立派な石垣で組まれた橋台だ。
まるで、城の石垣のように丁寧に組まれているためか、廃止から100年たった今でも正確にその形をとどめている。
横からの眺め。
地形に反して、長い築堤になっている。
一般的には、この程度の築堤は土盛りして終わりだと思うが、ずっと石垣を組んでいるあたり、いかにこの馬車軌道が足尾にとって重要だったかがわかる。
改めてみると、大小様々な石で組まれている。
よく、崩れずに残っているな。
せっかくなので、上歩いてみよう。
・・・無理。
季節の問題もあるけど、周りよりもひどい藪。
うりゃ~~~~っと、橋台先までどうにか歩いた。
下から見ると、低い橋台と感じましたが、上から見ると、なかなか・・・
特に、足下見えないのでこれがなかなか・・・
振り返ると、それっぽい廃線跡に見える。
やはり、植林状態は、廃線跡に影響されているようだ。
藪から出て、振り返るとこんな感じ。
さて、先に進みますか。
この先も低い築堤の気持ちよい廃線跡。
途中、砂防ダムもあり、その先には現役施設も見えてきた。
終わりは近い。
最後に低い切り通しとなり、現役施設にぶつかり終了です。
さて、引き返して、反対側を見に行こう。
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